ほほえみ訪問治療院流リハビリ手順

★下肢の基本的運動…以下の通りです。
 ①股関節屈曲、②股関節伸展、③膝屈曲、④膝伸展、
 ⑤外旋、⑥内旋、⑦外転、⑧内転、⑨足関節背屈、⑩足関節底屈

当院の筋トレは高齢や歩行困難、下肢の筋力低下の状態を考慮して安全に行うために基本的運動は「寝たまま」できる運動を実施しております。

①具体的な筋トレ方法の写真はこちらです。(こちらと写真の①から⑩までの番号は共通)

②一人でできる効果的な筋トレ方法はこちらです。

③何にも頼らないで立ち上がる方法

  股関節屈曲(リンク先の①と②)     
 ア)筋肉… 腸腰筋(腸骨筋、大腰筋、小腰筋)及び大腿直筋、縫工筋の筋トレ
イ)作用… 股関節屈曲。
 ウ)目的… 歩行時段差などで躓いて転倒しないように大腿を持ち上げて足を前に出す力の強化
 エ)方法…  仰臥位で下肢を完全伸展位にして膝関節を曲げないように下肢を挙上する。
下肢自体の重みでも筋肉に負荷がかかりますが、患者さんの筋力が比較的強い場合は術者が患者さんの足首を持って挙上時に負荷をプラスする。
その際術者の負荷と患者さんの筋力が同じくらいになるようにして5~10秒間力を入れてもらう。


 ② 股関節伸展(リンク先の①と②)
 ア)筋肉… 大殿筋、ハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)の筋トレ
イ)作用… 股関節伸展。
ウ)目的… 行時に後方に蹴る力の強化。
歩行時に「ちょこちょこ歩き」や「前傾姿勢」で歩くのを改善する。
また歩行が困難になるとお尻の筋肉が痩せて固い椅子などに長時間座るとお尻が痛くなるのを楽にする。
 エ)方法… 仰臥位で下肢伸展位のまま挙上してもらい術者が足首を持ちながら患者さんに下肢を力いっぱい下ろしてもらう。
その際術者の負荷と患者さんの筋力が同じくらいになるようにして5~10秒間力を入れてもらう。


 膝関節伸展(リンク先の③と④)
 ア)筋肉… 大腿四頭筋(大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋)の筋トレ
イ)作用… 膝関節伸展
 イ)目的… 膝周りの安定感、歩行時の前進力及び階段や段差などを上る際の力の強化、膝折れ等での転倒予防する。
 ウ)方法… 仰臥位で膝関節を90度程度屈曲し、術者は患者さんの足首を持ちつつ患者さんに膝関節に負荷をかけた状態で伸展してもらう。
その際術者の負荷と患者さんの筋力が同じくらいになるようにして5~10秒間力を入れてもらう。


 膝関節屈曲(リンク先の③と④)     
 ア)筋肉…  腸腰筋、ハムストリングスの筋トレ
イ)作用…  膝関節屈曲。
 ウ)目的…   歩行時に後方に蹴る力、膝関節を曲げる力の強化。
 エ)方法…  仰臥位で膝関節を伸展し、術者は患者さんの足首を持ちつつ患者さんに膝関節に負荷をかけた状態で屈曲してもらう。
その際術者の負荷と患者さんの筋力が同じくらいになるようにして5~10秒間力を入れてもらう。
 


 ⑤下肢の外旋(リンク先の⑤と⑥)     
 ア)筋肉… 外旋六筋(梨状筋、上双子筋、下双子筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋筋)の筋トレ
 イ)作用… 股関節の外旋(股を開く、外側に捻る)
 ウ)目的… 身体の方向転換や歩行中に向きを変えるのが楽にできるようになる。
 エ)方法… 仰臥位で膝関節を90度程度屈曲し、術者は患者さんの膝を持ちつつ患者さんに股関節を外に倒してもらう。(負荷をかけた状態で外に倒してもらう。)
その際術者の負荷と患者さんの筋力が同じくらいになるようにして5~10秒間力を入れてもらう。


 下肢の内旋(リンク先の⑤と⑥)
 ア)筋肉…  小殿筋と中殿筋の前部繊維長内転筋、短内転筋、恥骨筋、内側ハムストリングス、大腿筋膜張筋の筋トレ
イ)作用… 股関節の内旋(股を閉じる、内側に捻る)
ウ)目的…  起立時の姿勢保持の安定化、
 エ)方法…  仰臥位で膝関節を90度程度屈曲し、術者は患者さんの膝を持ちつつ患者さんに股関節を内に起こしてもらう。(負荷をかけた状態で内に起こしてもらう。)
その際術者の負荷と患者さんの筋力が同じくらいになるようにして5~10秒間力を入れてもらう。


 下肢の外転(リンク先の⑦と⑧)
 ア)筋肉…  小殿筋、中殿筋、大腿筋膜張筋の筋トレ
イ)作用…  下肢を外側に開く
ウ)目的…  歩行時や起立時に横に転倒しそうになった時に咄嗟に下肢を横に出して踏ん張る力を強化。
 エ)方法… 仰臥位で膝関節伸展位のまま術者は患者さんの足首を持ち、閉じた状態の患者さんの下肢を負荷をかけつつ外側に広げてもらう。
その際術者の負荷と患者さんの筋力が同じくらいになるようにして5~10秒間力を入れてもらう。


下肢の内転(リンク先の⑦と⑧)
 ア)筋肉…  小殿筋と中殿筋の前部繊維長内転筋、短内転筋、恥骨筋、内側ハムストリングス、大腿筋膜張筋の筋トレ
イ)作用…  下肢を内側に閉じる。
ウ)目的…  開いた下肢を閉じて河水状態に戻す力の強化。
外転筋の拮抗筋として片足で立ったときの左右のバランスをとる働きを強化する。
 エ)方法…  仰臥位で膝関節伸展位のまま術者は患者さんの足首を持ち、広げた状態の患者さんの下肢を負荷をかけつつ内側に閉じてもらう。
その際術者の負荷と患者さんの筋力が同じくらいになるようにして5~10秒間力を入れてもらう。


 足関節背屈(リンク先の⑨と⑩)
 ア)筋肉…  前脛骨筋、長母指伸筋、長趾伸筋
イ)作用… 足を足背(足の甲)の方に曲げる。 
ウ)目的…  つま先を引き上げる力、歩行時につま先が引っかかって転倒するのを防ぐ力と起立時の立位姿勢保持をの強化する。
 エ)方法…  仰臥位で術者は患者さんの足尖を手で掴み、患者さんは足首を足の甲の方向に曲げる。
その際術者の負荷と患者さんの筋力が同じくらいになるようにして5~10秒間力を入れてもらう。


 足関節底屈(リンク先の⑨と⑩)
 ア)筋肉…  下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)
イ)作用…  足首を足底(足の裏)の方に曲げる。
ウ)目的…  歩行時に地面を蹴る力、歩行を力強くするのと起立時の立位姿勢保持を強化する。
 エ)方法…   仰臥位で術者は患者さんの足尖を手で掴み、患者さんは足首を足の裏の方向に伸ばす。
その際術者の負荷と患者さんの筋力が同じくらいになるようにして5~10秒間力を入れてもらう。



身近にある物を使ってする筋トレ




※リハビリ豆知識

 杖の突き方
 右足が悪い方  左手に杖を持って杖と同時に右足を出して歩く。
 左足が悪い方  右手に杖を持って杖と同時に左足を出して歩く。


 段差、階段の歩き方
   右足が悪い方 左足が悪い方
上り   左足から上る。  右足から上る。
 下り  右足から下る。  左足から下る。