◎スパイラルテーピングとは?
  スパイラルテーピングとは、身体のアンバランスによって起こる関節や筋肉の痛みや腫れに対して、

低下した筋力の補助を行なったり、くずれたバランスを元に戻すことを目的として貼るテーピングで、

各種の検査を行ないながら「螺旋状」「渦巻き状」に巻いたり「格子状」(クロス)に貼る事により、

速やかに身体のバランスを整えその場で痛みを軽減もしくは消失させるテーピングテクニックです。

またO(オー)リングテストで効く・効かないを判断してあらかじめ治療効果を診る事も出来ます。
(※下にOリングテストの説明があります。)

のスパイラルテーピングを発案した田中信孝先生が日本に広めて7年になり、

今日までに国内外で約1000人強の会員になりました。

またNATA(全米アスレッチックトレーナーズ協会)の公認プロバイダーとして認定されており、

ブラジルにおいてもスパイラルテーピング療法ができる理学療法士を

全体の1割(3500人)まで育て上げるというプロジェクトが推められています。

その他アジア諸国にも講演に訪れるなど、世界的な規模で大変精力的に活動を続けておられます。)

それでは簡単にではございますが段階別にスパイラルテーピングの説明に入ります。


  ①スパイラルテーピング初級編
 一番手軽な方法で、最も痛む場所を軽く手で刺激(軽く添える程度)を加えて、

左手の陽池手首の背側のしわの中央)で、Oリングテストをします。

ここで力が入れば、手で刺激を加えた場所に直接テープを貼ります。
いわゆる局所療法になります。

 またOリングテストで力が入らなければ、この場所にテープを貼っても効きません。

この初級編でのテーピングの目的は、弱った筋肉を助けて、

筋力を向上させて正常であった時の状態まで戻して痛みを取ります。

この段階で楽になれば怪我のランクも比較的軽い状態で

早く治癒に至る事が多いでしょう。(例外もありますが・・・。)

 
 ②スパイラルテーピング中級編

 身体の痛む場所が、その部分だけが悪いのでは無く、身体全体のバランスをくずした為に、

二次的な要因で起こってる場合は、まず頸の左右の回旋制限を診ます。

この時「」に回りにくい場合、病気(怪我)は横隔膜より上に原因があります。

また「」に回りにくい場合、横隔膜より下に原因があります。

例えば腰が痛む時で、頸の回旋制限が右に出た場合、

腰が痛くても頸部を治療すると腰をさわらなくても腰が楽になる事が多いのです。

これは抗重力筋(重力に逆らって身体を支えている筋肉)のバランスが狂った為起こった痛みだからです。

次に
筋肉型(左右の膝の内側関節列隙に同時にOリング)か

関節型
(両足の第3・第4中足骨の間を同時にOリング)を決めます。
(神経型もありますがこれはOリングでは調べられません。)

その後足関節の背屈制限(上向きに寝てもらって左右の内果とアキレス腱の間で

別々にOリング)を調べて基礎検査のデータを取っておきます。

それを元に身体の筋肉のバランスを取る方法が中級のテーピングテクニックとして使われます。

まず中(へその上4寸)というつぼで3×4のクロステープを貼って左陽池でOリングテストで確認します。

この時指が離れなければ(バランス療法)が効きます。

例えば、右大胸筋と左小胸筋・左鎖骨下筋とで左右のバランスを取っていることにより、

肩が痛む時、痛む筋肉を割り出し、もしそれが第1僧帽筋(肩の頂点の部分)だとしたら、

バランス療法の法則により相関関係にある筋肉は反対側の小胸筋となります。

また第2僧帽筋(肩甲骨の間)であれば反対側の大胸筋となります。

各筋肉の反応点にテープを貼ればそれぞれの筋肉の痛み・筋緊張が取れます。
(筋肉の反応ポイントは各所にあります。) 
 
また身体を前後型・左右型にわけて
(前後・左右の各ポイントに3×4のクロステープを貼って左陽池でOリングテストをして確認)

最終的に「前型」「後型」「右型」「左型」をOリングテストで決定してテープを貼ります。

ブロック別療法)この段階では、結構病気(怪我)は深く入った状態です。1~2カ月を要する事があります。
  

③スパイラルテーピング上級編
 この段階までくると簡単には治りません。

ここでは東洋医学の思想が深く入ってきます。

まず足の水虫・イボ・アレルギーがあればこれらの処置を先に施し、

次いで熱の有無(脈状診での浮脈、又はへその右2寸をOリング。)を診←(熱のスリーポイント)

六部定位の脈差診
(手首の橈骨動脈を三つの部位にわけて
左右で6部位の脈の強弱で内臓の型を決めます。)

これにより「腎虚大腸実証」「肺虚胃実証」「肝虚膀胱実証」「脾虚小腸実証」「心虚胆実証」の五つの型に分け、

脈状診
で、身体の状態(熱邪・寒邪・燥邪・湿邪・風邪のどの邪が身体に入っているか)を診ます。

そして中級編で書いた基礎検査を診、水毒・瘀血を診、

正経治療
奇経療法又はバランス療法をOリングテストで決め、

もし正経治療であれば上にでてきた五つの邪気が正経のどの経絡まで入り込んでいるかを調べ

Oリングテストを使ってテープを貼ります。

このテーピングで身体全体の不調を取り除き、その後初級・中級で書いたテープを必要に応じて貼ります。

ここでは、怪我のみでなく、内臓の異状まで調整します。 


またスパイラルテーピング療法には干支運動等の様々な運動療法があります。

テーピングと平行して行えば効果絶大です


このようにスパイラルテーピングは従来のテーピングの様に

ただ痛い所に貼るテーピングとは一線を画して身体のゆがみの本質を追求して、

局所のみを追うのでは無く本当の原因を探って治療していくテーピングなのです。

ここまでごく簡単に説明してきましたが、専門的にはここではとても書ききれない程

もっともっと奥深い理論に基づいています。

これ以上の説明はよっぽどの専門家でないと理解不能になりますので

この程度でご容赦して下さい。またこの説明が間違えていたら御一報下されば幸いです。

Oリングテストとは?(詳しくはこちら)
  ※Oリングテスト(田中式Oリングテスト・SPテスト)

・・・左手の第1指(親指)と第3指(中指)の指先をくっけてO(オー)の形に作り

おもいっきり力を入れ、離れない様にしておいて右手の第2指(人差し指)でやはりおもいっきりひっぱります。

この時身体に合わなければ左手で作ったOリングは離れます。

例えばタバコを持って(咥えて)Oリングをすれば必ず離れます。

タバコに関しては身体に合う人はいないからです。

その他、薬・アレルギー等、素人の方でも少し練習すれば身体に合う、

合わないがはっきりわかる様になります。使えるようになれば本当に便利です。

 余談になりますがプロの先生用に2つ。
壇中に反応があって正経療法と出た場合三里・足三里にテーピングをしますが、
もう一歩踏み込んで田中先生に教えていただいた詳細な正経療法の経穴をまとめました。
 もし参考になればお使い下さい。(脈状診が必要ですが腹診で診る方法もあります。)

 また気海に反応があって奇経療法と出た場合のタイプ別取穴も
 もし参考になればお使い下さい。(ほぼ腎虚ですので脈差診は必要ありません。)